JTBグループで、米国を代表するデスティネーション・マネジメント・カンパニー(DMC)でもあるMC&A,Inc (ハワイ州ホノルル、President & CEO :Chris Resich)は、ハワイ州マウイ島においてハワイ初となる、ユニーク且つソーシャルディスタンスを確保した「ソーシャルスペーシングイベント」を開催しました。
旅行、ホスピタリティ業界が2020年3月以降新型コロナウィルスの大きな影響を受ける中、MC&Aはこの度コロナ禍でも実施可能なイベントを提案することを目的に計画し、またこれが業界全体にどのような影響を与えるかを考慮した上で実現に至りました。
今回、MC&Aの企業理念の1つである「コミュニティに還元する」ことを目的に、マウイ島の医療従事者(医師、看護師、関係者)、消防隊員、地元のビジネスや旅行業界のパートナーの皆様約50名を招待し、イベントを体験していただくことで今後必要なフィードバックを収集すると同時に、業界全体で協力してマーケット回復へと進む、その一歩を示しました。
イベントは自然溢れるマウイ島シュガービーチのビーチサイドで行われ、MC&Aが演出する世界観に加え、自然の美しさ、魅力を維持しながらも、特別に制定されたセーフティプロトコールに沿って開催されました。このプロトコールは、現在の米国及び地域の安全衛生ガイドラインに基づくもので、また業界基準およびMC&A独自の標準安全対策(SSP)ガイドラインを基準に開発されています。また会場演出やフロアプランは、ソーシャルディスタンスの完全確保と接触機会を最小限にすることを考慮し作成されました。
ゲスト到着時には、入場前に非接触型機種を利用した体温検査を受けて頂き、会場全体にも複数にわたり設置されているハンズフリー型サニタイザーで手を消毒してからご入場頂きます。
会場内は、ソーシャルスペーシングを保ちながらもゲストの皆様が交流できるように設計されています。各テーブル間には自立型の仕切りで座席エリアを分割しつつも、その仕切りは外が見える雰囲気あるものに仕立てられており、会場全体や周りの美しい景色とのバランスを損なわずに気持ちの良い空間を提供しています。またテーブルには常にクリーニングと消毒を可能にするため通常のリネン(テーブルクロス)を利用しない形式にしており、またフードステーションやサーバートレイにはカスタマイズされたプレキシガラス・プロテクターを製作して利用しています。
お客様へのご注意やソーシャルスペーシングの告知は、会場の雰囲気を損なわないように、また少しでもリラックスしてご参加いただけるよう心配りがなされており、ビジュアル的にも楽しいカスタムボードを使用することでゲストの心を和ませています。
エンターテイメントでは、一定の距離を自然に保つことができるエアリアルパフォーマンスや、会場内でゲストの皆様に気づかれずに離れてスケッチをしてプレゼントをする「覆面」似顔絵スケッチアーティストを起用するなど、安全に楽しめる仕組みが盛りだくさんの内容です。
本イベントは、参加者からの評価も非常に高く、様々なポジティブな意見を頂くこともできました。またイベント終了後14日の間に、ご参加いただいたゲスト、スタッフの全てに新たな感染がないことも確認ができました。
今回のこの取り組みは、新型コロナウィルス感染症予防を目的とした制限下でも、具体的なソリューションを提供することで実現可能な新たな手法を示すことができました。現在、旅行業界、並びにホスピタリティ業界は大変苦境に立たされておりますが、今後も引き続きお客様が安心してイベントを行うことができるソリューション開発を強化し、業界全体を盛り上げていきたいと考えています。またJTBグループ各社及びMC&Aは、絶えず変化する新基準とガイドラインを満たすための安全慣行を進化させ続けていきます。
実際にどのような体験を行うことが可能かをよりリアルに感じて頂くために、イベントの様子をムービーにて配信しております。
(イベントの動画はこちら)
JTBハワイが選ばれる理由がそこにあります。ハワイで50年以上の経験を有し、その中で培ったそのノウハウとネットワークを駆使することで、お客様の課題を解決するソリューション提案を行います。 ハワイで行うソーシャルスペーシングイベントに関するご質問、資料請求は、下記までお気軽にお問合せください